ウエイトリフティング(重量挙げ)は、日本ではマイナー競技であるがゆえに、正しい情報が広まっていないのが現状です。
そのため、もし新たに「ウエイトリフティングを始めたい」と思った方がいても、不安な要素が多くてなかなかスタートを切れない方が多いと思います。
この記事では、そんな方々のためになればと思い、ウエイトリフティングに関するよくある質問や偏見をQ&A方式でまとめました。
この記事によって、「ウエイトリフティングを始めるハードル」を少しでも下げられればと願っております。
では、さっそく順番に記載していきます!
どんなトレーニングをするの?
トレーニングの目的によって異なりますが、全身を鍛えたい場合は、ウエイトリフティングの種目であるスナッチとクリーン&ジャークが有効です。
ほかにも、バーベルを担いだスクワットやバーベルを床から引くデッドリフトなど各部位を重点的に鍛えるメニューもあるため、目的・希望に応じたトレーニングができます。
初めて体験される方の場合は、まずは軽い棒を挙げてウォーミングアップをしてから、徐々に重量を上げていくと良いと思います。
また、それぞれの目的に合ったトレーニングメニューの例を下の記事でまとめてありますので、こちらもご覧ください。
ウエイトリフティングができるジムはどこにある?
ウエイトリフティングはバーベルを頭上に挙げるため、その後バーベルを床に落とせる環境が必要です。
そのため、床は木製のリンクやゴムマット、クッションなどで整備されている必要があり、練習ができる環境は限られています。
日本WL協会HPにウエイトリフティングができる全国の練習場をまとめたページがありますので、練習場をお探しの方はこちらをご覧ください。
体力に自信がなくても大丈夫?
トレーニングの難易度や強度は人によって変えられるため、体力の自信や老若男女を問わず始められます。
それぞれのペースで成長を楽しめるのがこのスポーツの良さでもあります。

危険なイメージがあるのですが?
たしかに、たまにネットなどで、危ない失敗の仕方をしている動画を見たりしますよね。
しかし、あのような危ない失敗は、ほとんどが「高い記録を狙ったトップ選手の根性」によって生まれています。
つまり、自身や家族の生活がかかっている大事な試技だからこそ、必死になった(あえて悪く言えば「諦めの悪い」)結果なのです。

私の失敗動画を見ていただければお分かりかと思いますが、危なげのない失敗ですよね?
むしろ、「もっと必死になれよ」という声も聞こえてきそうですね(笑)
しかし、私のような「筋力が低いタイプ」の選手は、そもそもこらえる隙もなく失敗してしまうのです。
このように、初心者ほど危ない失敗は少ないと思いますし、実際に何十人と初心者を見てきた経験からそう言えます。
とはいっても、練習によって「安全な失敗の仕方」を身につける必要はありますので、しっかりとした指導者に教えてもらう必要はあります。
筋肉がつきすぎて太くなってしまうのでは?
高重量でスピーディなトレーニングをすると筋肉(速筋)は大きくなりますが、体幹や筋持久力強化を狙った低重量でスローな練習であれば遅筋という細い筋肉しかつかないため体が絞れるうえ、基礎代謝も高まり、太りにくい体質になります。
むしろ、筋肉を大きくすることはとても大変なことですので、よほど食事量を増やしたりしない限りはあまり太くなることはありません。
どうやって始めればいいの?
知り合いに経験者がいれば、その方に教えてもらうことを強くおすすめします。
なぜなら、ウエイトリフティングを独学で始めるには「正しいフォーム」の習得が難しいからです。
正しいフォームを身に付けないと、怪我のリスクが非常に高いですし、思うような成果が出なかったりで挫折の要因になると思います。
もし周りに経験者がいなければ、次のような方法になると思います。
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