
アメリカではフィットネスブームにより競技人口が急増しているウエイトリフティングですが、日本ではまだほとんど広まっていないのが現状です・・・。
ただ、日本でも筋トレをする人は増えてきているので、ウエイトリフティングの知られざる効果を知ってもらえれば、始めたいと思う人が増えると思います。
この記事では、そんなウエイトリフティングによって得られるメリットを紹介していきますので、これを機にウエイトリフティングを始めたい方の「後押し」になることを願います。
無酸素運動でダイエット効果抜群
無酸素運動とは、筋トレやウエイトリフティングのように短時間で大きな力を発揮する強度の高い運動のことです。
この運動は成長ホルモンの分泌を促進すると言われており、成長ホルモンには脂肪の分解を促したり、筋肉を成長させたりする効果が期待できます。

効率よく全身を鍛えられ、太りにくい体質になる
ウエイトリフティングは、全身の筋肉を使ってバーベルを挙げるスポーツです。
そのため、ジムにあるマシンでの筋トレのような一部の筋肉を鍛えるものとは異なり、時間効率の面でも大変優秀な筋トレです。
また、全身の筋肉をつけることによって基礎代謝(何もしなくても消費されるエネルギー)が高まり、太りにくい体質へと変わるため、リバウンドのリスクも減ります。
身体能力が高まるため、他のスポーツの補助種目として優秀
みなさんは、アスリートがウエイトリフティングを練習に取り入れているのを見たことはないでしょうか?
私が知る有名アスリートだと、次のような方々が取り入れています。
- 室伏広治 選手(ハンマー投げ)
- 大谷翔平 選手(野球)
- クリスティアーノ・ロナウド 選手(サッカー)
みなさんそれぞれの競技でトッププレイヤーとして活躍されていますよね。
ウエイトリフティングを取り入れる理由の一つに、神経系(身体の連動性)も鍛えられることがあると思います。
要するに、ただの筋トレとは異なり、望んだ動きを再現するための筋肉をつけられるということです。
また、ウエイトリフティングでは、瞬発力や跳躍力、体幹の強さ(インナーマッスル)など大概のスポーツに必要な筋肉をつけることができます。

ちなみに私の運動能力は、もともと平凡でしたが、高校でウエイトリフティングを始め、高3の時の体育の授業ではこんな経験をしました。
・体力テストの「反復横跳び」「上体起こし」で学校内1位
・垂直跳びではベテランの体育教師に「こんなに高く飛ぶ奴は初めて見た」と言われる
・柔道のトーナメント戦で決勝進出
これには自分の身体能力の脅威的な伸びに対して驚いた覚えがあります。(ちなみに柔道の決勝では、同じウエイトリフティング部の重量級に負けました笑)
ストレス解消やメンタルにいい作用がある
筋トレには、メンタルに良い影響を与えてくれる次のような脳内ホルモンを分泌させる効果があります。
上記のほかにも「睡眠の質を高めてくれるホルモン」などもあり、ウエイトリフティングにはこのような精神面への好影響もたくさんあります。
身体が健康になる
ウエイトトレーニングが身体に及ぼす影響として、見た目や筋力だけではなく健康面にも良い影響がありますので順番に紹介していきます。
生活習慣病(高血圧・糖尿病・高脂血症等)の予防
先ほど述べたように脂肪が減少することで、生活習慣病の予防に大変有効です。
健康のために、軽くでも良いのでウエイトトレーニングを続けることをおすすめします。
血行改善肩こりの軽減
筋肉を動かすことで毛細血管が発達し、全身の血行が良くなり体がポカポカしてくる感覚を得られます。
冷え性や肩こりなどに悩んでいる方は、ウエイトリフティングを始めてみることで、症状が回復する可能性があります。

実際、私の周りでウエイトリフティングをやっている年配の方でも、肩こりに悩んでいる人はほとんどいません。
骨密度の向上
筋トレには、骨密度に関して以下のような研究結果があるようです。
運動習慣のある男性が、ウォーキングなどの有酸素運動に加えて、ダンベルを使った筋力トレーニングを組み合わせて行うと、骨密度が改善され、骨粗鬆症の予防効果を得られることが、ミズーリ大学の研究で明らかになった。
日本医療・健康情報研究所(株式会社 創新社)
まとめ
以上のように、ウエイトリフティングには、現代人の悩みの多くを解決できそうなメリットがたくさんありますので、みなさんもぜひウエイトリフティングに挑戦してみてください。
また、初めてウエイトリフティングに挑戦するときには、経験者から適切な指導を受けることをおすすめします。
なぜかというと、ウエイトリフティングは正しいフォームで行わないと、思ったように結果が出なかったり、ケガのリスクが高いからです。
もしお近くに経験者がいなければ、私もウエイトリフティング専門のパーソナルトレーナーをやっておりますので、こちらのサイトからお気軽にご相談ください。
コメント